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民主党新代表への諦め、だが期待と注文

鈴木崇弘

鈴木崇弘 城西国際大学客員教授(政治学)

 ここ数年で、「新代表(新総理)への期待と注文」というテーマで、何度書いたことか(注1)。全く意味をもてていないのではという、焦燥感、さらにそれを超えて、日本の政治はどうなるのだという、むなしさや諦めも感じる。

拡大民主党代表選を終え、握手する(左から)馬淵澄夫氏、鹿野道彦氏、野田佳彦新代表、菅直人首相、海江田万里氏、前原誠司氏=8月29日
 その想いは、民主党代表選のプロセスや民主党両院議員総会における候補者各位の演説と結果を受けて、さらに深まった。

 だが、民主党の新代表は、基本的には日本の次の総理大臣になる(注2)。また、民主主義とは、短期間で善し悪しを判断してはいけない仕組みだ。ダメであるなら、国民・有権者が、真剣に考え、投票、行動し続けない限り、良くなることはない仕組みだ。

 その意味では、決して、諦めてはならない。

 そのような意味において、焦点を絞ってではあるが、本稿を記していきたい。今回の新代表にも、残念ながら大きな期待はできないし、悲観的ではあるが、日本の現状をいくばくかでも改善し、前進させてもらいたいと思いつつ。

[政策体系と実現の必要性]

 まず、新代表には

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筆者

鈴木崇弘

鈴木崇弘(すずき・たかひろ) 城西国際大学客員教授(政治学)

城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科客員教授。1954年生まれ。東京大学法学部卒。マラヤ大学、イースト・ウエスト・センターやハワイ大学大学院等に留学。東京財団の設立に関わり、同財団研究事業部長、大阪大学特任教授、自民党の政策研究機関「シンクタンク2005・日本」の設立に関わり、同機関理事・事務局長などを経て現職。中央大学大学院公共政策研究科客員教授。著書に『日本に「民主主義」を起業する――自伝的シンクタンク論』『シチズン・リテラシー』『僕らの社会のつくり方――10代から見る憲法』など。

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