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[6]震災後のリニア建設を考える(その3)――満鉄の特急にさかのぼる日本人の深層心理

聞き手=WEBRONZA編集部

原武史

国家的プロジェクトとしての鉄道の開業・延伸

――日清戦争の当時、日本の近代化はどのくらい進んでいたのでしょうか。特に、鉄道網の発達はどうだったのでしょうか。

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筆者

原武史

原武史(はら・たけし) 

1962年、東京都生まれ。明治学院大学教授。専攻は日本政治思想史。著書に『大正天皇』(朝日選書、毎日出版文化賞)、『「民都」大阪対「帝都」東京――思想としての関西私鉄』(講談社選書メチエ、サントリー学芸賞)、『滝山コミューン 一九七四』(講談社文庫、講談社ノンフィクション賞)、『昭和天皇』(岩波新書、司馬遼太郎賞)、『鉄道ひとつばなし』『同2』(講談社現代新書)、『「鉄学」概論――車窓から眺める日本近現代史』(新潮文庫)など。最新刊に『鉄道ひとつばなし3』(講談社現代新書)がある。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです