2011年10月05日
筆者はこれを歓迎する。
というのも空母、それに付随する艦隊の建造と運用は巨額の予算が必要となるからだ。
しかも中国の空母は少なくとも今後20年ほど、恐らくは30年以上経っても非常に低いレベルの能力しか獲得できない。有り体に言えば金を溝(どぶ)に捨てるようなものである。
例えば空母部隊に投じる予算を弾道ミサイルや潜水艦、あるいはネットワークやサイバー戦能力向上につぎ込まれると、これは非常に剣呑な事態になる。中国が空母建造に血道を上げてくれれば、そのぶん我が国や周辺諸国に対する軍事的な圧力は減じることになる。我が国にとってはもっけの幸いである。
中国が空母を持ちたい最大の理由は
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください