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芦田愛菜と小泉進次郎は似ている!?

鈴木崇弘

鈴木崇弘 城西国際大学客員教授(政治学)

 少し唐突なタイトルと思われるかもしれない。しかし、筆者は大まじめだ。

 この二人には、実は多くの共通点がある。

デビューが同じ年

 芦田愛菜(以後、愛菜ちゃんと呼ぶ)は、2004年生まれで現在7歳。小泉進次郎(以後、進次郎くんと呼ぶ)は、1981年生まれで現在30歳。

拡大芦田愛菜

 だが、この二人は奇しくも、2009年にデビューを果たしている。愛菜ちゃんは、2009年の「ABCショートムービー2“だいぼーけんまま”」でデビューしている。これに対する進次郎くんは、2009年8月30日の衆議院議員総選挙で当選、政界に議員としてデビューした。つまり、二人はデビュー年が同じなのだ。

早くからの活躍と脚光

 愛菜ちゃんは、2010年、テレビドラマ「Mother」での熱演で一躍話題を呼ぶ。その後も映画、ドラマなどに多数出演。特に2011年には、映画『ゴースト もういちど抱きしめたい』で第34回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で淀君(茶々)幼少役、NTV系列ドラマ「さよならぼくたちのようちえん」で主演(3月30日)、最近でもそのダンスが評判になったテレビドラマ「マルモのおきて」で連続ドラマ初主演、ゴールデン帯の連続ドラマに史上最年少で主演し、大ブレークした。

 また、最近では数多くのバラエティ番組やCMなどにも出演しており、TVで見ない日、いや見ない時間帯がないくらいだ。さらに、同年10月26日にソロでCDをリリースした。このように、単なる子役の域を超えて、芸能界でも際立つ存在であり、視聴率を稼げるまさに国民的「大」女優的な存在だ。 

拡大2010年の参院選で、候補者の応援に駆けつけた小泉進次郎氏=横浜市で

 他方、進次郎くんも、当選回数が重要な意味をもつ政界で、当選1回の若手にしては破格とも言えるくらいの多くの役職に就いてきている。自民党遊説局長代理、財務金融副部会長、環境副部会長、青年局長、内閣副部会長、政治制度改革実行本部事務局次長、党改革委員会委員、国会対策委員会委員などだ。また、TV放映もあり注目度の高い本会議や予算委員会では、シニア議員でもなかなか機会がないにもかかわらず、すでに何度も質問の機会を与えられている。

 さらに、2009年12月に実施された自民党による海上自衛隊横須賀基地見学ツアー(http://www.nicovideo.jp/watch/1259199630を参照)では、進次郎くんがツアーナビゲーターとして活躍。50名の定員に、実に約5200名の応募があったという進次郎現象まで起きている。

 2009年総選挙の敗北以来、若手スター不在の自民党において、進次郎くんは、群を抜いて目立つ存在であり、メディアや国民の間での認知度も高く、政界の若きエース、プリンスである。

発言や言葉のうまさと伝える力の高さ

 このような二人の人気は、単なるブームだけとはいえない。それは、愛らしさやイケメンというルックスもさることながら、 ・・・ログインして読む
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筆者

鈴木崇弘

鈴木崇弘(すずき・たかひろ) 城西国際大学客員教授(政治学)

城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科客員教授。1954年生まれ。東京大学法学部卒。マラヤ大学、イースト・ウエスト・センターやハワイ大学大学院等に留学。東京財団の設立に関わり、同財団研究事業部長、大阪大学特任教授、自民党の政策研究機関「シンクタンク2005・日本」の設立に関わり、同機関理事・事務局長などを経て現職。中央大学大学院公共政策研究科客員教授。著書に『日本に「民主主義」を起業する――自伝的シンクタンク論』『シチズン・リテラシー』『僕らの社会のつくり方――10代から見る憲法』など。

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