2011年11月28日
おしゃべりをしているうちに絨毯を買う羽目になった。こちらには絨毯の価値とか価格などは全く分からないので、きっとカモにされているのだろう。しかし、どこでカモにされてもダルビッシュの親戚の店ならば、話のタネくらいになるかと覚悟を決めた。
小さな絨毯2枚を買った。1枚は2~300ドルの安い絨毯で現金で支払った。もう1枚を強く勧められたのだが、1000ドルという。そんな現金の手持ちがない。カードは持っていたが、扱っていないという。アメリカの対イラン経済制裁があるので、いずれにしてもアメリカ資本のカードは使えない。
また、お金の流れが記録で残るカードを商売人は避ける傾向もあるようだ。税金対策のためだろう。これで高い買い物はせずに済んだと思ったら、そのまま絨毯を日本に持って帰れという。日本から送金してくれれば、それで良いとの説明であった。日本人なら信用するからとも言ってくれた。
そこまで言うならば、というので日本に絨毯を持ち帰った。東京の銀行で1000ドルを送金しようとすると、アメリカの経済制裁でイランへはドル送金ができないとの返答が、銀行の窓口の向こう側から戻ってきた。どうすべきかとメールで問い合わせると、ドイツの銀行に口座があるので、そこにユーロで送金を、との指示があった。
しかし、
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください