2011年12月24日
中華人民共和国建国から60年以上がたち、権力者や経営者の子供同士の婚姻によって、新たな特権階級も確かに生まれている。しかし、金正日総書記の死去で息子の正恩氏が最高指導者になる3代世襲は、今の中国では考えられないことである。
また、中国の庶民は権力者が力やカネを子供に譲るのを、やっかみもあるが、大嫌いである。朝鮮戦争の戦死傷者やその関係者をのぞけば、北朝鮮の「金王朝」への批判は根強い。
「核やミサイルを勝手につくれるのなら、支援なんかする必要はない」。ネットや世間話ではよくある指摘だ。だから、今回の北朝鮮の一大事に対する中国国民の視線は極めてクールといっていいだろう。
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