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民主党政権とエンドロール

鈴木崇弘

鈴木崇弘 城西国際大学客員教授(政治学)

 皆さんも、映画の最後に、監督をはじめとする役割とスタッフ名が記載された場面がえんえんと映し出されるのを見たことがあるだろう。あまりに長いので、映画館では途中で席を立って、帰る者もいる。 

 それは、「エンドロール」(注1)と呼ばれるものだ。それを見ると、一つの映画なり、番組が作成されるにはいかに多くのスタッフや人が関わっているかがわかる。逆にいえば、それらの多くの人々や役割がなければ、映画や番組などの作品は作られることはないということだ。

 このエンドロールの話は、一見すると別の話と思われるかもしれないが、実は政治においても同様のことがいえる。

 リチャード・ニクソンは、自著『指導者とは』(注2)の中で、ある意味、政治家は役者のように演じる能力が必要だという趣旨のことを述べている。その言を当てはめるとすれば、実際その通りだと思うが、政治家は映画や演劇と同様に、ある意味で、国会や議会(注3)という舞台で役者のような役割を演じているのだ。

 そして、その役割を演じるには、映画や演劇では、監督、脚本家、大道具・小道具担当、衣裳担当等々多くのスタッフがいるように、政治でも同様にさまざまな役割を担うスタッフが必要になる。特に、政権を運営していくには、それが必要だ。

 日本の場合、

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筆者

鈴木崇弘

鈴木崇弘(すずき・たかひろ) 城西国際大学客員教授(政治学)

城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科客員教授。1954年生まれ。東京大学法学部卒。マラヤ大学、イースト・ウエスト・センターやハワイ大学大学院等に留学。東京財団の設立に関わり、同財団研究事業部長、大阪大学特任教授、自民党の政策研究機関「シンクタンク2005・日本」の設立に関わり、同機関理事・事務局長などを経て現職。中央大学大学院公共政策研究科客員教授。著書に『日本に「民主主義」を起業する――自伝的シンクタンク論』『シチズン・リテラシー』『僕らの社会のつくり方――10代から見る憲法』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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