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国会、議員、法律について知っていますか?

鈴木崇弘 城西国際大学客員教授(政治学)

 国政選挙を一回行うと事務経費だけでも何百億円もかかる(注1)。これはその選挙で選ばれた議員一人当たりに億単位の金がかかっていることになる。そして政党には政党助成金が年320億円も配られている。その他にも多くの費用が国会・立法関係で費やされている。

 国会には、国民・有権者に代わって重要な国の政治や政策を考えてもらっている。だから、ある程度のお金がかかっても当然という考え方もあろうが、いずれにしても大きな支出だ。

 では、この大きな金額が支払われ、活動している国会議員は何をしているのか。国会とは何をしている場なのだろうか?

 彼らは国の政策・法律や予算を議論し、決めている。確かにそうだろう。

 だが、具体的にどんなことをしているのか? 政策や法律をつくるとは一体どんなことなのか? 予算づくりとは? それらのために、国会議員は、立法府といわれる国会でどのような活動をしているのだろうか? 国会議員が集まって政党をつくっているのはなぜか?

 こんな疑問には、これまで学校で学んだ政治経済や公民という科目でも、また政治学の授業や教科書でも必ずしも具体的には教えてくれない(注2)。国会議員の活動は、新聞やテレビなどでもその断片しか語られていない。

 要は、私たちは、国会議員が具体的に何をしているかをほとんどよく知らないのだ。それなのに、私たちは多くのお金を支払っている。

 これはどう考えてもおかしい。モノを買うときには、それが何であるかを知った上で購入するのが基本だろう。

 そんな私たちの知らない疑問に答えてくれる本が出た。

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筆者

鈴木崇弘

鈴木崇弘(すずき・たかひろ) 城西国際大学客員教授(政治学)

城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科客員教授。1954年生まれ。東京大学法学部卒。マラヤ大学、イースト・ウエスト・センターやハワイ大学大学院等に留学。東京財団の設立に関わり、同財団研究事業部長、大阪大学特任教授、自民党の政策研究機関「シンクタンク2005・日本」の設立に関わり、同機関理事・事務局長などを経て現職。中央大学大学院公共政策研究科客員教授。著書に『日本に「民主主義」を起業する――自伝的シンクタンク論』『シチズン・リテラシー』『僕らの社会のつくり方――10代から見る憲法』など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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