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佐藤栄作首相(当時)の「新聞記者とは話さない」発言に内閣記者団は総退場。佐藤首相はテレビカメラの前だけで退陣表明の「会見」をした=1972年6月17日拡大佐藤栄作首相(当時)の「新聞記者とは話さない」発言に内閣記者団は総退場。佐藤首相はテレビカメラの前だけで退陣表明の「会見」をした=1972年6月17日
 はるか大昔の1972年6月、当時の佐藤栄作首相が退陣表明の記者会見を行った。その際、佐藤氏はこう言った。

 「僕は国民に直接話したい。新聞になると文字になると違うからね。残念ながら……さっきもいったように偏向的な新聞は嫌いなんだ。大嫌いなんだ。直接国民に話したい」

 抗議して記者たちが会見場を退席した後、佐藤氏はテレビカメラに向かって一人で演説した。これからはこういう政治家が現れるかもしれない。

 「旧来型のメディアは真意を伝えていない。インターネットメディアはどこだ? 君らを通じて僕は国民と直接話がしたい」

 このように考えている僕自身でさえ、ニコ動の影響力の広がりを実感させられたことが何度もある。僕自身が目撃した例を2つだけあげておく。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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