家庭ゴミで埋め立て地に運ばれるのは1%
2015年07月22日
ポーランドのグダンスクのあと、船はスウェーデンの首都ストックホルムに寄港した。ここで私は「スウェーデンに学ぶエコ・ライフスタイル」というツアーに参加した。
首都の一角にハマビー・ショースタッドという地区がある。1998年までは町工場が集まり重金属などで土壌が汚染されていたが、今は環境に優しい近代的なエコシティに生まれ変わった。
きっかけはストックホルムが2004年のオリンピックの開催地に名乗りを上げたことだ。この地区をエコな選手村にしようというアイデアが生まれた。オリンピックの開催には至らなかったが、エコシティにするという計画は進んだ。
環境への負荷を半減して持続可能な街造りを掲げた。「すでに環境負荷を30~40%減らした。世界で初めて大規模なエコシティをつくりあげた」と環境センターのエーリックさんは胸を張る。
現地はさながら「水の都」だ。湖に面して遊歩道や親水公園があり、周囲に瀟洒なマンションが建ち並ぶ。今や1万2000のマンションに2万8000人が住む。
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