2015年09月29日
だがドイツが、今後途方もなく大きな困難と直面することは、確実だ。100万人にも及ぶ難民を一度に受け入れることで、この国は米国のような移民国家の性格を一段と強めるだろう。
ドイツの保守勢力だけでなく、一部の市民からも、「これだけ多数の難民を一度に受け入れて、大丈夫なのか。彼らを社会に統合させ、社会保障制度に依存させずに自立させることは、可能なのか」という声が上がっている。また「現在学校の体育館や、見本市の会場などに難民たちを住まわせているが、いつまでこの状態が続くのか。冬が近づいており、彼らをテントの中に寝かせることはもうできない」という声も聞こえる。
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