伊東順子(いとう・じゅんこ) フリーライター・翻訳業
愛知県豊橋市生まれ。1990年に渡韓。著書に『韓国カルチャー──隣人の素顔と現在』(集英社新書)、『韓国 現地からの報告──セウォル号事件から文在寅政権まで』(ちくま新書)など、訳書に『搾取都市、ソウル──韓国最底辺住宅街の人びと』(イ・ヘミ著、筑摩書房)。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
ある日本人お父さんのショック
「教科書問題」や「愛国心教育」は、メディア的には話題になりやすいが、実際の教育現場で重要なのはなんといっても「先生」だ。
これは子供をもつ親だけでなくても、自身が経験した過去を振り返れば自明である。
教師だって人間であり、いろんな人がいる。日本では時々「盗撮やセクハラ教師」などの犯罪者も話題になるが、そこまでいかなくても「保身」とか「怠慢」とか、先生の個性でクラスの雰囲気はガラリと変わる。
ある日本人の母親はこんなことを言っていた。
「だから新学期が始まったら、まずは担任の先生に挨拶に行きます。私は日本人ですので、よろしくと言っておけば、少しはましでしょう」
「日本だとモンスター・ペアレントと言われるかもしれませんが、韓国では親が学校に対して積極的にものを言うのは普通のことです。黙っていてはダメなんです」
また、日韓カップルの場合は、配偶者である韓国人の活躍も重要だ。
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