韓国人は日本人観光客をどうみていたか?
2016年04月19日
「主にキーセン観光を楽しみに来る日本人は、自分の国では最下層の労働者です。彼らが我が国に来てキーセンパーティーをし、二泊三日の旅行をして必要な金は、日本でかかる費用の5分の1しかかからないんです」(済州島の料亭の人)
「この人たちの程度はひとくちで言って、自分の国ではホテルというところに出入りしたことのない人が大勢いる。例をあげると、エレベーターの動かし方を知らないかと思えば、洗面所の洗面設備の使い方も知らないのでいちいち教えてやり、寝間着姿で廊下をうろついたり、廊下を靴を脱いで裸足で歩く」(釜山のホテル従業員)
『報告書』では上記証言の後に、「こうした下層労働者や農民たちで構成された日本人観光客」という文章が続いている。
労働者や農民という階層表現には一瞬ギョッとするが、その後の「農協の農民や工場のボーナス・ツアー」という文章を読むと合点が行く。つまり「慰安旅行」のことなのだ。
本来は社員や組合員相互の親睦を深めるための団体旅行だが、男性のみの場合は旅先の風俗店で遊ぶという定番のスタイルがあった。
過去にはそちらで名をはせた国内の温泉地も少なくないが、それを海外である韓国でも、そのまま実行したというわけだ。
それにしても、日本で「慰安」という言葉の使われ方は
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