2017年08月28日
夜、CNNでトランプタワーで行われたトランプの記者会見をライブで見る。全くひどい。ヴァージニアのシャルロッツビルで起きた白人至上主義と反対派の衝突で、反対派が白人至上主義の男の運転する車の突入を受けて死傷者が出た事件について、トランプ大統領はあらためて「両方に非がある」と明言した。ほとんどメディアとのあいだで感情丸出しの喧嘩になっている。この出来事はトランプにとって致命的であるように思える。
8月16日(水) 堀川恵子の『戦禍に生きた演劇人たち――演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇』(講談社)を読む。この本は本当に大収穫だ。まさに今の時期に読まれて、できれば再映像化されるべき価値があると思う(かつてNHKで八田元夫たちを堀川さん自身が扱ったことがあるそうだが)。ただ1か所のケアレスミスが惜しい。
食堂で朝食をとりながら、ホテルで働いているメイドさんたちを見ていると、彼女らは明らかにフィリピーナだ。本当に手際よく働いている。だからベイルートのこのホテルはイラクのホテルに比べてはるかに快適だ。毎日新聞のコラムの記事を送る。
正午すぎにチェックアウト。Sさんに空港まで送ってもらう。ベイルート空港のパスポート・コントロールは最悪に近い。僕が並んだラインがことのほかひどかった。まあいいや、そんなこと。今回の飛行機の移動は、隣席がなぜか泣き止まない子どもにあたって、まいった。イスタンブールのラウンジで体を休める。右腕がまた少し痛み出した。
8月17日(木) 成田行きのトルコ航空エコノミー席は文字通りの満席。1席の空席もない。ビジネスは空いているが。まあ、今は夏休み・お盆休みを海外ですごした人々の帰国ラッシュなのだろうから仕方がないのか。何しろ、イン・ザ・サマータイムなんだから。
11時間30分の飛行は長かった。エコノミー症候群とまでは行かなくても、からだの節々が痛くなった。右腕の方は全然よくならない。苦し紛れに機内で映画をみた。こういう時でもなければ絶対にみないだろう『ラ・ラ・ランド』、それに奇妙な味わいのある『Russian Red(Vermelho Russo)』(2016年、Charly Braun監督、ロシア/ブラジル)、そしてさらにとどめは日本映画の『サバイバルファミリー』。
成田には19時半に到着。ぐったり疲れた。久しぶりに帰宅して家人のつくってくれた焼き魚とみそ汁とお漬物を食べる。自分が日本人であることを自覚させられる。そして日本式の深い浴槽のお風呂に入る。日本は涼しい。でも多湿でしのぎにくい。
8月18日(金) 久しぶりに局へ。職場は驚くほど閑散としていた。若干の打ち合わせ。雑件の処理。日本をあけていた時にNHKで放送されたNHKスペシャル『731部隊の真実 エリート医学者と人体実験』『戦慄の記録 インパール』の2本を続けてみる。731部隊にはまいった。と同時に個人的には悔しい思いでいっぱいになった。なぜならば、
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