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東京駅前の広場でも雪が降り続いた=22日拡大大雪で東京の交通機関は混乱した=2018年1月22日、東京駅前の広場で
1月16日(火) 午前中、局で「報道特集」の定例会議のあと、「調査情報」誌の新担当編集者との顔合わせ。Kさん。3代目の担当編集者ということになる。つまりそれだけ長い歳月にわたる連載なのだった。あしかけ12年。

 午後4時から日本記者クラブで、ノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の事務局長ベアトリス・フィンさんの記者会見。大変に人を惹きつける実に堂々とした人物だった。僕らの国の首相はこの人物との面会を、多忙を理由に断っている。器の違いを感じる。会見に同席していたICAN国際運営委員の日本代表・川崎哲さんによれば、内閣府という表玄関から面会を申し込んだのに、そこからは一切返事が来ず、外務省の方から「私どもの所管ではないので、これは面会申し込みへの回答ではないが、どうもダメなようです」という連絡が入ってきたという。これは非常に失礼な対応ではないか、と川崎さんは不快感をあらわにしていた。夕方から神保町。

1月17日(水) 朝、プールに行きいつもの半分くらいゆっくりと泳ぐ。毎日新聞のコラム原稿。従軍慰安婦に関する日韓合意をめぐって。夜、昨年末に急逝されたLさん宅にお焼香にうかがう。娘さんが応対してくれた。しっかりとした娘さんだ。外は強い雨が降っている。その後、新宿へ。

号泣していた吉岡斉さんの記憶

1月18日(木) 朝、アルコールを抜くこともあって、プールでがっつりと泳ぐ。局に出てからゴールデングローブ賞で主演男優賞をとったという映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の試写会。

 16時半から日本記者クラブで新任の駐日イスラエル大使セッファ・ベンアリ氏の記者会見。エルサレム首都移転問題について質問しようと思ったが、NHKの記者が質問をしてしまったのでやめた。だが質問の切り口が僕の考えていたものと全く違っていたので重ねて質すべきだった。ハードライナーの印象強し。会見を途中で退席したのは同時間帯で行われていた記者仲間の会合に出るためだった。夜、表参道。

1月19日(金) 朝、これで3日連続で泳ぐ。ストレスがたまっているのだ。局に出て沖縄・名護市長選挙取材の打ち合わせ。座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルの打ち合わせ。今回は吉永春子さんの追悼上映のお手伝いをさせていただく。

 18時から1月14日に急逝された科学史学者にして原子力市民委員会の座長・吉岡斉さんのお通夜の取材。吉岡さんのことでは強烈な記憶があって、かつて僕が2000年に亡くなられた高木仁三郎さんの追悼番組をつくった時に、 ・・・ログインして読む
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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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