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安田純平さんを忘れないで

シリアで拘束され3年。ジャーナリストの仲間として、高校の同窓として想うこと

石川智也 ジャーナリスト・朝日新聞デジタル「&」副編集長

 安田さん同様に紛争地域での取材経験が豊富な記者ら約20人が参加する「危険地報道を考えるジャーナリストの会」は5月19日、東京都内で集会を開き、安田さんの解放に向け最大限の努力をするよう政府に求めるアピールを発表した。

 2015年1月に後藤健二さんと湯川遥菜さんが「イスラム国」(IS)に拘束・殺害された事件では、政府は「テロリストと交渉しない」という姿勢を貫き、解放につながる有効で実質的な交渉はできなかった。

 中東に独自ルートを持つ会のメンバーらの調査では、安田さんの件でも、過去にこうした事件の人質解放交渉で重要な役割を果たしたアラブ諸国に日本政府が仲介を求めたり、積極的に救出に動いたりしている情報は得られなかったという。

 安田さんはシリア内戦の取材のため2015年5月にトルコ入りし、6月23日にシリア国境を越えたというメッセージを知人に送って以降、音信が途絶えた。関係者によると、北西部のイドリブ県付近で武装勢力に捕らわれた後、アサド政権に敵対するアルカイダ系イスラム過激派組織「ヌスラ戦線」(現・シリア解放機構)に身柄が移り、いまも拘束され続けているという。

拡大2016年5月30日未明にフェイスブックに投稿された安田純平さんとみられる男性の写真。撮影日時、場所はわからない

「世間をお騒がせした」ことへの非難

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筆者

石川智也

石川智也(いしかわ・ともや) ジャーナリスト・朝日新聞デジタル「&」副編集長

1998年、朝日新聞社入社。岐阜総局などを経て社会部でメディアや教育、原発など担当した後、2018年から特別報道部記者、2020年4月から朝日新聞デジタル「&」副編集長。慶応義塾大学SFC研究所上席所員を経て明治大学感染症情報分析センターIDIA客員研究員。著書に「それでも日本人は原発を選んだ」(朝日新聞出版、共著)等。ツイッターは@Ishikawa_Tomoya

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