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もとの濁り恋しき習近平崇拝

内政の危機を乗り切った習氏。それでも個人崇拝への警戒感はくすぶる

古谷浩一 朝日新聞論説委員(前中国総局長)

拡大中国の習近平国家主席

習氏、内政危機を乗り切る

 どうやら中国の習近平国家主席は、伝えられていた内政の危機を、とりあえずは無事に乗り切ったようだ。

 筆者がWEBRONZAで『「習近平降ろし」は本当か?』と報じてから約1カ月。8月半ば以降に立て続けに開かれた中国共産党の重要会議で、これを仕切る習氏の健在ぶりが中国主要メディアで大々的に報じられている。8月上旬から党指導部や長老らが集まって開いた北戴河会議で、習氏は最高指導者としての権力の座をしっかりと守り切ったということらしい。 

 中国の友人は「中国共産党にとって、この内憂外患の時代に習氏に代わる権威はないということで、党長老も含め、習氏への支持が改めて確認された。ただし、厳しい批判を受けたので、習氏の個人崇拝の動きは今後、トーンダウンするだろう」と解説する。

 なるほど。結局のところ、党内の結束と安定が最優先されたということか。

 しかし、そうだとすると、今回の中国内政の「2018夏の陣」とも言えるような不穏な動きはいったい何だったのか。

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筆者

古谷浩一

古谷浩一(ふるや・こういち) 朝日新聞論説委員(前中国総局長)

1966年生まれ、神奈川県出身。1990年、朝日新聞社に入社。前橋支局、大阪本社社会部、東京本社経済部などを経て、上海、北京、瀋陽で特派員に。2012年1月から2013年8月まで東京本社国際報道部次長。2013年9月から2018年1月まで中国総局長。2018年4月から国際社説担当の論説委員。 1993年から1994年まで中国・南京大学、1997年から1998年まで韓国・延世大学でそれぞれ留学研修。

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