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喜界島に生まれて(3)ウガンダって、どこだ?

突然のスカイプ面接。先方の英語はよくわからない。届け、この熱意!

住岡尚紀 明治学院大学生

 最初にしたのは、履歴書の作成だった。サンプルの履歴書をなぞって、教授に相談にいくと、「国連の資料、業務内容、ウガンダのことを調べて、あなたにしかない経験、強みを当てはめていきなさい。他の人と同じようにしていては絶対無理よ」とアドバイスされた。

 僕にしかない経験、僕の強みって、何だろう。海外経験や語学力ではとてもかなわない。

 その代わり、他の人々にはないもの――それは、喜界島だ。

 ウガンダについてインターネットで検索してみた。なんと、農業が盛んで、とりわけサトウキビ栽培が盛ん――と書いてあるではないか。

 これだ! 祖父のサトウキビ畑で過ごした日々が、ここで役に立つとは!

拡大喜界島に広がるサトウキビ畑

 僕は履歴書に実家はサトウキビ農家であると書いた。それが功を奏したのかどうかはわからない。僕は書類審査を通過した。驚きだったが、少しだけ自信がついた。

 次は現地スタッフとスカイプを使って英語で面接するのだという。えっ、スカイプ?英語で?

ウガンダからの電話


筆者

住岡尚紀

住岡尚紀(すみおか・なおき) 明治学院大学生

1995年喜界島生まれ。鹿児島県立喜界高校を卒業後、明治学院大学に入学。2015年に国連ユースボランティアでウガンダ共和国のUNDPに派遣。2016年、内閣府次世代グローバル事業世界青年の船に参加。バイトを4つ掛け持ちしながら俳優業にも挑戦中。中高の社会科と英語科の免許取得を目指し在学中。将来の夢は「島と世界を繋ぐジャーナリスト」。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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