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SNSを使い切れない野党がやるべきこと

総裁選、沖縄県知事選でSNSを活用する自民党。国民民主党はLINEの活用に活路を

高橋 茂 ネット選挙コンサルタント

 LINE@に対する政党の熱意の多寡は、登録者数に如実に表れるはずだ。実数(9月24日現在)を見てみる。

国民 71072
立憲 7138
自由 624103

 国民民主党の登録者数が、立憲民主党の10倍もあることに驚いた方もいるかもしれないが、これは国民民主党のアカウントが民進党から継続しているためだ。民進党は民主党のアカウントを引き継いでおり、そうした積み重ねがこの数字となっている。

 国民民主党のLINE@登録者数は自由民主党の約9分の1にとどまるが、立憲民主党は自由民主党の約90分の1なので、それに比べればまだ勝負になると考えられる。

 ちなみに、他のSNSはどうだろうか。

●Facebookページ(「いいね!」とフォロワー数 9月24日現在)
国民民主党 582/767
立憲民主党 45729/60651
自由民主党 99331/108281

●Twitter(フォロワー数 9月24日現在)
国民民主党 3916
立憲民主党 176431
自由民主党 150991

 立憲民主党は、Facebookでは自民党の半数だが、国民民主党に比べると、それなりに健闘している。また、Twitterでは自民党をしのぎ、この3党の中ではトップとなっている。これらの数字を見る限り、立憲民主党はまずはFacebookとTwitterにいっそう力を入れるべきだろう。LINE@については、当面は登録者数を地道に増やす努力をする、というあたりだろうか。

LINEを使いこなす政党や候補者が有利

 国民民主党にとっては、今のところ、LINEが有効なツールだと言える。ただ、これまでの「実績」を見ると、先述した代表選挙における中途半端な発信の前には、今年6月に行われた新潟県知事選挙の際の発信まで、ほとんど使われていない。これでは、せっかくの有効なツールを自ら捨ててしまっているに等しい。

 総務省が発表した平成29年度版の情報通信白書によると、SNSの中で最も利用率の高いのは、ダントツでLINEだ。具体的には、
LINE 67.0%
Facebook 32.3%
Twitter 27.5%
となっている。全体の利用率も71.2%で、2012年(41.4%)の倍近い。

 世代別にみてみると、LINEはすべての世代で他のSNSよりも利用率が高くなっており、とりわけ20代の男性では94.6%、20代の女性にいたっては98.1%と非常に高い。SNSが苦手だとされる50代でも、
LINE 53.8%
Facebook 23.5%
Twitter 14.2%
と、LINEの利用率は他のSNSを圧倒している。

 とすれば、結論は明白だ。SNSのなかでも、特にLINEを有効的に使う政党や候補者こそが、選挙でも有利になるのである。

沖縄県知事選でも積極的に発信する自民党

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筆者

高橋 茂

高橋 茂(たかはし・しげる) ネット選挙コンサルタント

1960年生まれ。2000年の長野県知事選挙をきっかけに、電子楽器の開発エンジニアから政治におけるインターネット活用のスペシャリストとなる。映像制作やドローン活用、政治家向けの自費出版事業にも取り組む。著書に『マスコミが伝えないネット選挙の真相』(双葉社)、『電網参謀』(第一書林)など。、株式会社VoiceJapan代表取締役。

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