メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

片山大臣! 地方創生は需要と供給で考えて

片山さつき地方創生大臣はローマの賢帝・ハドリアヌス帝になれるか

米山隆一 前新潟県知事。弁護士・医学博士

「いったん引く」を選択できるか

 しかし、その先に待っているものは恐らく、太平洋戦争と同じ、地域社会の急激な破綻です。30年後に現在の50%になっている生産年齢人口で、現在と同じどころか、さらに拡大させた需要を維持することは絶対にできません。

 地域の維持のためにこそ、「いったん引く」という選択をできるか否か。様々な社会、行政需要を、現在、そして将来の人口のレベルで維持できるものに統合・縮小するという、一見後ろ向きの目的のために政策と制度を作り、予算とリソースを投下していくことができるか否か。そして、その一見後ろ向きの政策の必要性を正しく伝えながら、地域の現状に即したきめの細かい調整で、有権者にそれを納得してもらうことができるか否か。それこそが、実のところ、地方創生が成功するための本当の鍵であると、私は思います。

 それをするには、勇ましく突撃ラッパを吹くよりも、ずっとずっと地域に寄り添った、しかし決断力に富んだリーダーシップが必要になるのです。

将来を見据えた「供給の拡大」も

 それと同時に、我々は

・・・ログインして読む
(残り:約1328文字/本文:約4302文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


関連記事

筆者

米山隆一

米山隆一(よねやま・りゅういち) 前新潟県知事。弁護士・医学博士

1967年生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学系研究科単位取得退学 (2003年医学博士)。独立行政法人放射線医学総合研究所勤務 、ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院研究員、 東京大学先端科学技術研究センター医療政策人材養成講座特任講師、最高裁判所司法修習生、医療法人社団太陽会理事長などを経て、2016年に新潟県知事選に当選。18年4月までつとめる。2012年から弁護士法人おおたか総合法律事務所代表弁護士。

米山隆一の記事

もっと見る