山口 昌子(やまぐち しょうこ) 在仏ジャーナリスト
元新聞社パリ支局長。1994年度のボーン上田記念国際記者賞受賞。著書に『大統領府から読むフランス300年史』『パリの福澤諭吉』『ココ・シャネルの真実』『ドゴールのいるフランス』『フランス人の不思議な頭の中』『原発大国フランスからの警告』『フランス流テロとの戦い方』など。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
ドイツのメルケル首相が先月29日、12月7日に開かれるキリスト教民主同盟(CDU)の党大会で党首選に出ないと宣言、事実上の退陣表明をしたが、その最大の被害者はフランスのマクロン大統領ではないか。第2次世界大戦後、欧州統合を目指して営々と築いてきた「理性的結婚」とも言われる仏独関係が、ついに破局の時期を迎えそうだからだ。
激務のせいか、このところ「激やせ」(某閣僚)が目立つマクロン仏大統領。支持率がついに30%台まで下落するなかでの突然の「メルケルショック」に、激やせに拍車がかかりかねない。
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