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「共和党のトランプ化」か、新しい変化の台頭か

中間選挙後のアメリカ政治を占う

前嶋和弘 上智大学教授

(3)不安定な外交

 一方でトランプ大統領が成果を出せるのは外交となる。外交・安全保障は大統領の専権事項であるためだ。ただ、外交での成果を急げば、外交そのものが大きく不安定になる可能性がある。不確実性がトランプ氏の一番の売りだが、その不確実性はさらに大きくなると覚悟した方がいいかもしれない。

 不確実性が増すという意味で最も考えられるのが対中政策だ。トランプ政権は中国に対してますます強硬になるかもしれない。一方で ・・・ログインして読む
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筆者

前嶋和弘

前嶋和弘(まえしま・かずひろ) 上智大学教授

専門はアメリカ現代政治。上智大学外国語学部英語学科卒業後,ジョージタウン大学大学院政治修士課程修了(MA),メリーランド大学大学院政治学博士課程修了(Ph.D.)。主要著作は『アメリカ政治とメディア:政治のインフラから政治の主役になるマスメディア』(単著,北樹出版,2011年)、『オバマ後のアメリカ政治:2012年大統領選挙と分断された政治の行方』(共編著,東信堂,2014年)、『ネット選挙が変える政治と社会:日米韓における新たな「公共圏」の姿』(共編著,慶応義塾大学出版会,2013年)