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共和党集会の「狂気」に近い空気

10月31日(水) 朝、4時15分起床。危うく遅れそうになる。フロリダのフォートマイヤーズで夜7時からトランプ大統領の共和党候補支持大規模集会があるのだ。朝5時発、シャルロットで乗り継いで、フォートマイヤーズに到着したのが午前9時15分。眠いのとくそ暑いのが重なってきた。共和党支持者たちの牙城だ。きのうの夜から集会会場のスタジアムに入場するために並んでいた人もいたという。強い日差しの下、長い長い行列ができていた。19時からの集会で、午前10時からカメラ位置のプリセットをしろというのだ。

 8500人収容のスタジアム。会場の内外で超大型スクリーンにMAGAというトランプ御用メディアがすさまじい大音量でキャンペーン用のビデオを流している。CNNやMSNBCを名指しでフェイクニュースだと非難して、2016年のトランプ当選時の勝利集会を繰り返し流している。その合間に流れる曲が、ローリングストーンズとクイーンなのだ。トランプの主張とは真逆の人々の曲だが、そんなことはトランプ支持の人々には関係ないのだろう。

 集会の時刻が近づくにつれて、会場内の空気にはむしろ「狂気」に近いものを感じた。Trump needs enemy, and his enemy is the media. ・・・ログインして読む
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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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