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ポスト安倍の切り札は保守本流のリーダー

田中秀征、佐高信の両氏が語る、安倍首相に代わる人の条件とは

田中秀征 佐高信

岸田文雄さんには疑問符

佐高 元来、保守本流の宏池会の流れをくむ岸田文雄さんを竹下派が担ぐ戦略はなかったのでしょうか。

田中 岸田さんがでるといえば、そういう可能性もないわけじゃなかった。推薦人が集まらない野田聖子さんが立たないというのは分かるけど、20人以上の同士がいるのに立たないというのは、どうなのか。むしろ、中谷元さんら数人が集まっている、宏池会系の谷垣禎一さんのグループのほうが見どころがあります。

 同志的な結合が強く、主張が明快な少数のグループがまず国民の支持を得て、そこに他の政治家がなびいてくるのが筋だと思います。大きな事業をしようとするとそうなるはずなのです。そうした状況は明らかに熟している。需要があるのに、供給がない。

リベラル政党の役割は政権への適切な批判

佐高信氏拡大佐高信氏
佐高 昨年、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男さんが支持を集めたのも、主張が明確なグループの登場を世論が求めていたからでしょうか。

田中 立憲民主党のような政党が強くなって政権をとれればいいという人もいますが、それはあり得ません。

 国家の統治を常に考え、無法な国家の襲撃に耐えうる、あるいは大きな災害に耐えうる、国民の安全な日常生活を守る国をどうつくるかといったことに最大限の関心を集中させ、責任をもつ勢力を私は保守といっています。そうした保守政党が政権をとり、それに対して健全で適切な批判をするのがリベラル政党の役目です。立憲民主党の役回りはそこにあると思います。自らが政権を獲るのではなく、政権に適切な助言や批判をする勢力を目指せば100人以上は軽く、さらに伸びていくでしょう。

佐高 先ほども言いましたが、安倍さんの代わりがいないという言い方を、私はしたくない。突然、国政に登場して1年で首相になった細川護熙さんみたいなケースもありますから。

田中 職業として国会議員をやる人は、いわば員数要員。指導者に従う存在です。指導者は外から注入しないとダメかもしれない。まさに細川さん的な出方です。

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