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品格と含羞を含んだ報道番組をみて

11月15日(木) 「毎日新聞」のテレビ評の文章と「週刊現代」のコラム。テーマが重なるのはイヤなので、元徴用工判決と米中間選挙で書き分けた。

 午後、横浜で演劇をみる。アーサー・ミラー原作の『セールスマンの死』。風間杜夫が主役を演じる。セールスマンが象徴していたのは、アメリカンドリームだったかもしれないし、資本主義への信仰だったかもしれない。多くの観客は、僕自身も含めて、主人公に自分を仮託して観ていたのではないか。その意味で実に怖い舞台だった。長男が慟哭するシーンが心に残った。東京に戻って四谷で会食のあと、新宿のE。

11月16日(金) 朝日の朝刊に驚くような記事が出ていた。日本とロシアの北方領土交渉で、安倍首相がプーチン大統領に対して「もし歯舞・色丹という2島が返って来ても、そこには米軍基地を置かない」と伝えていたというのだ。日米安保条約6条に抵触するような発言である。オドロキ。安倍首相は、2島先行返還論に大きく方向転換したようだが、となると、

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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