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元ネトウヨ、故翁長知事の息子が語る沖縄の保守

亡き父の後を追い政治家になった次男・雄治氏が発する沖縄保守から本土への異議

翁長雄治 那覇市議

保守こそ多様であるべきだ

本土の保守と対立しても基地に反対するのが沖縄の保守のつとめという翁長雄治さん=2018年11月16日拡大本土の保守と対立しても基地に反対するのが沖縄の保守のつとめという翁長雄治さん

翁長 保守とは、先人がつくりあげてきた地域や国を守ることだと思います。その意味で、僕は日米安保には賛成です。国の平和は沖縄の平和ですから。ただ、沖縄は本土と違う悩みを抱えている。それは、繰り返しになりますが、本土と比べて、米軍基地をあまりにも多く引き受けているという現実です。それが沖縄の経済的な発展を妨げるなら、基地の加重な負担には反対する。

 沖縄が全国の米軍基地の10%ぐらいを引き受けているのなら、沖縄の人も我慢したかもしれない。でも、70%というのはあまりも多過ぎる。だからこそ、本土の保守と対立しても、基地反対を主張することが、沖縄の保守のつとめです。

――保守の大本が、国を守ること、地域を守ること、国を守ること、生活の安定を守ることだすれば、場所によっていろんな保守があっていい、と。

翁長 僕は保守こそ多様であるべきだと思います。イデオロギーに縛られる革新より、違いを認める。その点でネトウヨは保守ではない。自分の信じることだけを言い募り、他を認めないのは間違いです。ただ、いまの日本は、どこもみんな排除の論理なのかもしれない。自民党もそうなっている気がします。

――そうした沖縄の現状を、本土の人にどうやって知らせようと思いますか。

翁長 僕は政治家になりたかった。そんななかで僕は少なくともステージには立った。まだペイペイですが、こうしてマスコミのインタビューを受けたり、ツイッターなどで発信したりして、父・雄志が何を考えていたかをまずは伝えたい。イデオロギーは横に置き、生活のために多くの人と連携する保守でありたい。

 ネトウヨは僕が何を言っても、例えば「保守は多様だ」と言っても、「ちげえよ」とからんでくるでしょう。そんな極端な人たちは脇において、極右、極左の間にいる6割の良識ある人たちに訴えることが大切だと思います。

(撮影・仙波理)

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筆者

翁長雄治

翁長雄治(おなが・たけはる) 那覇市議

1987年、那覇市生まれ。故翁長雄志前沖縄県知事の次男。大学卒業後、民間企業2社で働いた後、2017年7月に那覇市議選で初当選。現在1期目。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです