松下秀雄(まつした・ひでお) 朝日新聞編集委員(政治担当)
1964年、大阪生まれ。89年、朝日新聞社に入社。政治部で首相官邸、与党、野党、外務省、財務省などを担当し、デスクや論説委員を経て2014年4月から編集委員。17年秋までコラム「政治断簡」の執筆者の1人を務めた。現在は、主に憲法改正国民投票に関する取材や準備に携わっている。
※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです
国民投票をとことん考える(下)
「憲法改正を決めるのは主権者」はほんとうか? 国民投票をとことん考える・上
「憲法改正を決めるのは主権者」はほんとうか?国民投票をとことん考える・上」に引き続き、国民投票のあり方について論じたい。自民党が国会に改憲案を提示しようと急いでいるのに対して、野党はまず、改憲の是非を問う国民投票の際のテレビCM規制について議論すべきだと唱えている。来年の通常国会でも、このCM規制が論点になるだろう。
ただ、CMだけにフォーカスを絞ると、全体の構造がみえなくなる。CMを含め、国民投票運動のあり方を俯瞰(ふかん)して考えるなら、問われているのはこういうことではないか。
私たちはどこまで自由に運動するべきか? 「意見をお金で買う」ことは、自由のうちに入るのだろうか?
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