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政局を呼ぶ「選挙の亥年」が始まった

選挙の「惑星直列」の年は波乱必至。衆参ダブル選挙は?

山下剛 朝日新聞記者

1.27山梨県知事選から与野党激突

 まず大きな流れとしては、夏の参院選に向けて、与野党の対決ムードが高まっていく。その意味で、昨年から地方選挙で始まった「野党共闘」の真価が問われる一年になるだろう。

 昨年9月の沖縄県知事選では、オール沖縄を掲げた玉城デニー知事が誕生したものの、同じ日にあった品川区長選、さらに10月の新潟市長選、11月の新宿区長選挙と、野党共闘候補は連敗を喫している(詳細は「沖縄で勝ち、品川で負けた。野党共闘の課題は?」「野党共闘の31歳が新潟で敗れ沖縄の連勝は止まった」「連合は与党陣営へ。新宿区長選でも負けた野党共闘」を参照していただきたい)。

 与野党の戦端は、1月27日投開票の山梨県知事選で開かれる。

 いずれも無所属で、再選を目指す現職の後藤斎氏(61)=立憲、国民推薦=に対し、前衆院議員の長崎幸太郎氏(50)=自民、公明推薦=、共産党県委員会委員長の花田仁氏(57)=共産が推薦予定=、元参院議員の米長晴信氏(53)が挑む構図となりそうだ。

 長崎氏は、2005年の郵政選挙で、郵政民営化法案に反対した故・堀内光雄氏に対する刺客として出馬し、選挙区では僅差で敗れたものの比例区で復活当選。以来、堀内氏や後継の堀内詔子氏らと党内で激しい争いを繰り広げてきた。こうした経緯を考えると、自民がまとまるのは簡単ではない。

 一方、現職の後藤氏はもともと民主党衆院議員。前回、2015年の知事選は、民主だけでなく、自民、公明の推薦も受けて圧勝したが、今回は立憲、国民の推薦となった。また、共産も独自候補を擁立したため、後藤氏は現職ながらも、横綱相撲とはいかなそうだ。

 参院選山梨選挙区は1人区だ。知事選はその前哨戦として注目の選挙になる。

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筆者

山下剛

山下剛(やました・ごう) 朝日新聞記者

1999年、朝日新聞入社。高知、京都総局、大阪社会部を経て、2008年から政治部。首相官邸や自民党、民主党を担当し、第2次政権発足前の安倍晋三首相の番記者などを務める。2013年に世論調査部に移り、世論調査や選挙の情勢調査、出口調査に携わる。2016年からは地域報道部。

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