ゴーン再々逮捕、国家機関の「意志」
12月19日(水) 朝、早起きしてプールで泳ぐ。「毎日新聞」のコラム原稿を書く。辺野古土砂投入のテレビ報道をめぐって。局内の聞きたくもない情報が自然と耳に入ってくる。
21時からスタンダップ・コメディアンの松元ヒロさんとCS「ニュースの視点」の収録。去年もやった楽しい「年録」企画。松元ヒロさんはホントに素晴らしい! ゲストの木内みどりさんとわいわい2018年をふり返ったら、あっという間に時間切れ。その後、お会いしたHさんによれば、NYの映画プロデューサー、リンダ・ホーグランドさんが骨折したとかで、これから手術とか。いろいろなことがある。65年も生きてくると。
12月20日(木) 今年、取材でお世話になったEさんと待ち合わせるため移動中に思わぬ出来事となる。ドライバーのSさんの沈着な行動に頭がさがった。
ある人の情報では、米CBSのムーンベス元会長の巨額退職金136億円が支払われないことになったという。ムーンベス元会長は今年の9月にセクハラ疑惑で辞任していた経緯がある。N弁護士と連絡。日本が国際捕鯨委員会から脱退へとの速報。さらには、東京地裁が、検察側が求めていたカルロス・ゴーン日産前会長とグレッグ・ケリー日産前代表取締役の拘留延長を却下する決定を下したとのこと。これは異例の展開だ。2人が保釈される可能性が出てきたとの報道も出始めている。東京拘置所前にはすでにたくさんのカメラ・記者らが集まっているという。
12月21日(金) 朝、早起きしてプールへ。ひたすら泳ぐ。今日の朝刊はゴーン前会長の拘留延長却下のニュースがかなり大きく扱われている。そうしたなか、今日、何と地検特捜部がカルロス・ゴーン前会長を特別背任で再々逮捕した。これでゴーン前会長は東京拘置所内で越年することになった。何という急展開か。ここまではっきりとした国家機関の「意志」をみせつけられたケースは異例と言えば異例だ。むしろ露骨といった方がいいか。
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