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小泉進次郎氏が語るポスト平成の結婚のかたち

ポスト平成を担う政治家が描く22世紀を見据えた新しい社会モデル(上)

小泉進次郎 自民党衆院議員

 「人生100年時代」を生き抜くのは、しんどいのかもしれない。生き方のかたちは様々に広がっても、画一化した制度やしくみは残ったままだからだ。自民党衆院議員の小泉進次郎さんは3年前から「22世紀を見据えた新しい社会モデルを」と言い続けている。ポスト平成を担う政治家は、その幕あけに何を考えるのか。新しい社会モデルって、どんなかたちか。3回にわけて報告する。まずは「結婚のかたち」を軸に……。(聞き手・伊藤裕香子  朝日新聞論説委員)

小泉進次郎さん=2018年12月17日、東京・永田町拡大小泉進次郎さん=2018年12月17日、東京・永田町

ず――っと若手と言われ続けたが……

――2019年、平成が終わります。何を考えますか。

小泉 天皇陛下が退位し、 新たな元号となる5月1日、新天皇が即位される歴史的な瞬間に、世の中の空気はどう変わるのか。新たな時代という明確な一つの転換点には、違いありません。この機会を、日本の国づくりの新たなステージを考えるきっかけにしたい。前向きに未来を構想したいです。

――前向きになれるのは、「若い」からですか。いま、37歳ですよね。

小泉進次郎さん拡大小泉進次郎さん=2018年12月17日、東京・永田町
小泉 政治の世界では、若造です。経験豊富なんて、とても言えない。安倍内閣は最年少が53歳ですから。僕は初当選の28歳からおよそ10年、ず――っと、若手と言われ続けてきました。

――何歳までが、若造なのでしょう。

小泉 年齢層がどんどん上にいっています。まあ、若手なんていう「くくり」は、なくていいかもしれませんね。

――「若手だから」と、どこか言い訳している自分が、いませんか。

小泉 わかります。逃げ込むというとおかしいけれど。時々、そういった部分はあるかもしれない。遠慮もしますし。

――ならば、年齢をあえて言わなくてよいのでは?

小泉 確かにそうかもしれません。よし! 今日から年齢を言うのは、やめよう。その代わり、朝日新聞もこれからニュースの登場人物に年齢を入れるのは、やめてください。必要ないですよね? 朝日だけでなく、報道機関全体の問題だと思うけど。取引しましょうよ。


筆者

小泉進次郎

小泉進次郎(こいずみ・しんじろう) 自民党衆院議員

1981年、神奈川県横須賀市生まれ。自民党が政権を失った2009年の衆院選で、神奈川11区から立候補して初当選。当選4回。復興政務官、党農林部会長、党筆頭副幹事長を経験。2018年10月から、党厚生労働部会長。選挙となれば、全国を遊説で駆けめぐる。超党派の議員で国会改革をめざす「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」や、落語文化の振興をめざす「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会(落語議員連盟)」にも名を連ねる。父は小泉純一郎元首相。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです