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29時間で身につく「にわか韓国語講座」(19)

第6章 「日本語力」で上達する 1.しりとり・連想ゲーム

市川速水 朝日新聞編集委員

しりとりと連想ゲームで語彙を増やしましょう

 まず、「しりとり・連想ゲームで語彙を増やす」です。

 普通のしりとりでなく、漢字語のしりとりです。最後の漢字(語)を次の熟語につなげるゲームです。実際にやってみましょう。

提案→案内→内部→部長→長男→男女→女性→性格→格差→差別→別途→途中→中国→国民→民主→主人→人間→間接→接待→待機→機会→会食→食事→事態→態度→??(永遠に続きそうですね)

 ここに挙げた25の言葉は全部、韓国語でも同じ意味です。では25種類の単語を覚えなければならないかというと、違いますよね。覚えるのは半分。発音とハングルの形を覚えればいいわけです。

 「内」は「ネ」、「主」は「ジュ」など日本語に近い発音も山盛りです。さらに「案」「部」「格」「民」「機」「度」は日本語とまったく同じ「アヌ」「ブ」「カク」「ミヌ」「キ」「ド」で通じますので、覚える必要すらありません。念のため、ハングルで表記し、発音の留意点を含めておさらいしておきます。

제안(チェアヌ)→안내(アヌネ)→내부(ネブ)→부장(プジャング。ブとプの違いは第13週の有声音化を参照)→장남(チャングナム)→남녀(ナムニョ)→여성(ヨソング)(女が冒頭に来る時は母音と反応して「ナ行」の子音が脱落するので「ニョ」が「ヨ」となる)→성격(ソングギョク)→격차(キョクッチャ)→차별(チャビョル)→별도(ピョルド)→도중(トジュング)→중국(チュンググク)→국민(グングミヌ。「学問」と同じ原理で「ング」に)→민주(ミヌジュ)→주인(チュイヌ)→인간(イヌガヌ)→간접(カヌチョプ)→접대(チョプテ)→대기(テギ)→기회(キフェ)→회식(フェシク)→식사(シクサ)→사태(サッテ)→태도(ッテド)

 どうですか? 知っている文字と知らない文字の推測、それが当たればまた応用、と最初は多少疲れますが、「1文字の読み方は原則1つ」だからこそできるゲームですね。

 では、完全なしりとりでなくて、前後どちらの字をとってもいい「中途半端しりとり」はいかがでしょう。

会話→話術→手術→選手→選挙→挙行→歩行者→記者→日記→日曜日→…

 というような具合に。

 次に連想ゲームです。同じ分野で共通することが多い字をあてはめていきます。「学」「論」「法」など共通語があれば効果的に語彙を増やせます。

【学】哲学(철학、チョルハク→チョラク) 化学(화학、ファハク) 科学(과학、クアハク) 経済学(경제학、キョングジェハク) 学科(학과、ハックア)
【史】歴史(역사、ヨクサ) 世界史(세게사、セゲサ) 国史(국사、ククサ=韓国史のこと)
【戦う】戦争(전쟁、チョヌジェング) 戦法(전법、チョヌボプ) 戦略(전략、チョルリャク) 策略(책략、チェングニャク)*最後の二つは読み方に注意です。「音変化」の章をご参考に。
【学校】教室(교실、キョシル) 教師(교사、キョサ) 室内(실내、シルレ) 教科書(교과서、キョクァソ) 学校(학교、ハクキョ) 大学(대학、テハク) 学生(학생、ハクセング)

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筆者

市川速水

市川速水(いちかわ・はやみ) 朝日新聞編集委員

1960年生まれ。一橋大学法学部卒。東京社会部、香港返還(1997年)時の香港特派員。ソウル支局長時代は北朝鮮の核疑惑をめぐる6者協議を取材。中国総局長(北京)時代には習近平国家主席(当時副主席)と会見。2016年9月から現職。著書に「皇室報道」、対談集「朝日vs.産経 ソウル発」(いずれも朝日新聞社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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