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あなたが地方選挙に出れば政治が変わる

地方選挙に出ることのメリット・デメリットを考えたら見えてきたもの

米山隆一 衆議院議員・弁護士・医学博士

2015年4月におこなわれた大阪府議・市議選。「最後のお願い」で街頭に立った政党幹部や候補者らに声援を送る有権者ら=2015年4月11日拡大2015年4月におこなわれた大阪府議・市議選。「最後のお願い」で街頭に立った政党幹部や候補者らに声援を送る有権者ら=2015年4月11日

 今年は4年に一度の統一地方選の年。年が明け、あと3カ月ほどに迫ってくると、なぜか心が騒ぐのは、かつて新潟県知事として地方自治の一隅に身を置いたものの「さが」なのでしょうか。私にはまだとても胸の痛む話題ではあるのですが、今回は「地方選挙に出ること」のメリット、デメリット、そして意義について、体験を踏まえつつ、書かせていただきたいと思います。

 もっとも、さすがに今年の統一地方選挙に出る方々は、すでに準備・活動を始めていると思いますので、本稿が実際に役に立つとしたら、実際はそれ以降の選挙ということになります。

選挙に出る(議員になる)ことの4つのメリット

 昨今、メディアで地方議員の「なり手不足」がさかんに報道されているので、地方議員になってもあまりメリットがなく、デメリットばかりと思っている方も少なくないのではないかと思いますが、はたしてそうでしょうか?

 私は、地方議員になることには、結構メリットがあると思っています。ざっと考えて次の4つがあげられます。

①自分の住んでいる自治体の在り方を左右できる
②広い意味で行政・政治の仕組みを理解し関与できる
③人が自分の主張を聞いてくれる
④実は結構お給料がいい

 なり手がいないのは、実のところこうしたメリットがあまり知られていないからという部分もあるのではないでしょうか。

 以下、それぞれについて、詳しく説明します。


筆者

米山隆一

米山隆一(よねやま・りゅういち) 衆議院議員・弁護士・医学博士

1967年生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学系研究科単位取得退学 (2003年医学博士)。独立行政法人放射線医学総合研究所勤務 、ハーバード大学附属マサチューセッツ総合病院研究員、 東京大学先端科学技術研究センター医療政策人材養成講座特任講師、最高裁判所司法修習生、医療法人社団太陽会理事長などを経て、2016年に新潟県知事選に当選。18年4月までつとめる。2022年衆院選に当選(新潟5区)。2012年から弁護士法人おおたか総合法律事務所代表弁護士。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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