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福島第一原発の構内へ

2月8日(金) 朝8時50分にホテルをチェックアウトして、バスで東京電力廃炉資料館へ。これまで1F取材というと、いつも広報の前面に出て来ていた人物H氏が東京本社に異動になったとかで新しい担当者のもとでの取材となった。何だか拍子抜けした。H氏は、非常に声が大きく、衝突がたまに起きるくらいに取材にいろいろと制限を要請してきていたが、ある意味で実に正直であけすけな性格の方だとお見受けしていた。ちょっとばかりさびしい。今回の取材はきわめて「事務的に」時間厳守で進んだが、バスの中での記者リポートが原則NGらしい。これはとても大きな後退である。

 バスから降車するポジションも大体去年と似たようなポイントだが、1号機から4号機を俯瞰できる高台は、地面がほとんどコンクリートで覆われ、軽装でヘルメット、マスクなしで大丈夫だと説明された。120マイクロシーベルト/時。あとは汚染水タンク群が並ぶ場所と4号機脇。去年のプレスツアーでバス車内でも非常に高い線量を記録した2号機と3号機の間の道路も

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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