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中国に急接近するサウジアラビア

中国に急接近するサウジアラビア

六辻彰二 国際政治学者

カショギ事件の余波

 ただし、その一方で、中国との関係強化はサウジアラビアにとっても必要だった。サウジは自分の苦境を克服するために中国に接近したともいえる。そこには三つの理由がある。

 第一に、サウジ政府は国際的な孤立を回避する必要に迫られている。

 2018年10月に発覚した、ジャーナリストのジャマル・カショギ氏の殺害事件の後、サウジは「表現の自由や人権を無視する国」として国際的な批判にさらされてきた。とりわけ

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筆者

六辻彰二

六辻彰二(むつじ・しょうじ) 国際政治学者

1972年生まれ。博士(国際関係)。横浜市立大学、明治学院大学、拓殖大学、日本大学などで教鞭をとる。アフリカを中心に世界情勢を幅広く研究。著書に『世界の独裁者 現代最凶の20人』(幻冬舎)、『イスラム 敵の論理 味方の理由』(さくら舎)、共著に『21世紀の中東・アフリカ世界』(芦書房)など。その他、論文多数。Yahoo! ニュース「個人」オーサー、NEWSWEEK日本版コラムニスト。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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