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米朝決裂、トランプは北朝鮮に関心失う可能性も

トランプの「ビッグディール」で米国に広がる強硬論。北朝鮮は強面の顔を見せるのか…

園田耕司 朝日新聞ワシントン特派員

暗雲漂う米朝交渉

 北朝鮮の非核化をめぐる米朝交渉は今後、米朝間の実務者協議の場に戻されることになる。

 ただ、トップ同士の会談で決裂した交渉を、下位の実務者レベルで再び軌道に乗せるのは至難の業だろう。とくに北朝鮮の実務者が自分たちの最高指導者の一度主張した提案を米側の要求に沿って妥協できるかどうか、はなはだ疑問である。

 一方、米国にも似たような事情はある。

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筆者

園田耕司

園田耕司(そのだ・こうじ) 朝日新聞ワシントン特派員

1976年、宮崎県生まれ。2000年、早稲田大学第一文学部卒、朝日新聞入社。福井、長野総局、西部本社報道センターを経て、2007年、政治部。総理番、平河ク・大島理森国対委員長番、与党ク・輿石東参院会長番、防衛省、外務省を担当。2015年、ハーバード大学日米関係プログラム客員研究員。2016年、政治部国会キャップとして日本の新聞メディアとして初めて「ファクトチェック」を導入。2018年、アメリカ総局。共著に「安倍政権の裏の顔『攻防 集団的自衛権』ドキュメント」(講談社)、「この国を揺るがす男 安倍晋三とは何者か」(筑摩書房)。メールアドレスはsonoda-k1@asahi.com

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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