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東京拘置所を出るカルロス・ゴーン前会長(中央)=2019年3月6日午後4時32分、東京都葛飾区20190306拡大東京拘置所を出るカルロス・ゴーン日産前会長(中央)=2019年3月6日

3月5日(火) 午前、「報道特集」の定例会議。正午過ぎ、12時35分にNHKがニュース速報。日産ゴーン前会長の保釈が認められたと。これは大騒ぎになるだろう。きのう弘中惇一郎弁護士が「保釈が認められるかについては私は楽観的だ」と言っていたその通りになった。検察側は準抗告の手続きをとった。今週は<3・11>から8年の大特集なのだが、そういうこと以前に、節目、節目の出来事の現場は取材しておかなければならないと僕は思ってやってきた。それで現場に行ってみることにした。ただ、すぐにも今日中に保釈という動きではなさそうだ。

 間隙をぬって観劇。洒落にもならないか。以前お招きいただいていた三島由紀夫の戯曲『熱帯樹』をシアタートラムでみる。観客に若い女性たちが多いのは主役の男性がそういう人だからなのか。僕はその分野は全くわからない。言葉が解き放つ想像力が実に豊か。観念劇なのだが瑞々しい。

 その後、東京拘置所前に移動。たくさんの数の報道陣が、カメラ位置、リポート位置を争うように陣取っていた。あしたは森友・籠池被告らの事件の初公判である。もろにかち合う形になってしまった。大阪に行くかどうか迷う。記者会見が設定されるなら、ゴーン氏の方に行くべきか。とにかく明日は早起きしよう。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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