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今帰仁村の沖合でジュゴンが死んで拡大沖縄・今帰仁村の沖合で死んでいたジュゴン=運天漁港

3月19日(火) 午前中「報道特集」の定例会議。その後、調査案件のことでプレゼン。もの別れ。こころの中に荒涼とした風が強く吹いている。JAGATARAの「もうがまんできない」の歌詞(作詞:江戸アケミ©)を、こころのなかで何度も反復する。

ちょっとのひずみなら 何とかやれる
ちょっとのひずみなら がまんしだいで何とかやれる
日々の暮らしには辛抱が 大切だから
心のもちようさ

ちょっとの裏切りなら 水に流せる
ちょっとの裏切りならば 水に流してしまおう
人の愛には打算が いつもついてまわるものさ
心のもちようさ

ちょっとの甘い罠には はめられもする
ちょっとの甘い罠には 軽くはまってみせる
弱いアンタのおつむにゃ せこさ加減がちょうどさ
心のもちようさ

ちょっとの搾取なら がまんできる
ちょっとの搾取ならば 誰だってそりゃあがまんできるさ
それがちょっとの搾取ならば

心のもちようさ 心のもちようさ
心のもちようさ 心のもちようさ

 沖縄の今帰仁村の沖合でジュゴンが死んで浮いているのがみつかった。朝のNHKのニュースがとりあげていた。今のところ、辺野古の埋め立てとの因果関係に言及することは、どのメディアもやっていないが、これはある種の<黙示>ではないのか。ジュゴンの餌場を奪ったことは紛れもない事実なのだから。言いようがないほどに悲しいニュースである。プライベートなレベルでの今日の不快事も乗り越えて、こころを立て直し、資料精読。

 その後、新宿でM、Bと打ち合わせ。中東取材の関係者から電話が入る。栃木県佐野市のモスク前で、無職の日本人男性が、礼拝に来たインドネシア人男性を襲ってケガを負わせ逮捕された事件を知っているかと問いあわせてきた。全く知らなかったので調べたら、NHKが報じていた。ニュージーランドのテロ事件が起きたばかりなので、イスラム社会は今、ピリピリしているようだ。

 竹田恆和JOC(日本オリンピック委員会)会長、6月退任を表明のニュース。夕方の5時以降に囲みの取材で質問を受けていた。東京オリンピックの招致に関する贈賄疑惑について、退任との関連を否定していたが、記者たちの突っ込みがいま一つ足りないように思えた。80人くらいの報道陣がいたとのことだが、どのような構成だったのだろうか。

 夜、日本ペンクラブから連絡が入り、次期理事に選ばれたとの報。任期は2年。全くのボランティアベースの仕事だが、激動の時期にいったい何ができるのだろうか。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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