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「エッグボーイ」を生んだ豪州で高まる極右の波

豪州に代わって難民を受け入れるというニュージーランドの提案の行方も不透明に

海野麻実 記者、映像ディレクター

ニュージーランドのモスクでの銃撃事件についてのコメントで10代の少年に生卵をぶつけられた豪州のフレーザー・アニング議員=2019年4月2日、豪州議会で(AP)拡大ニュージーランドのモスクでの銃撃事件についてのコメントで10代の少年に生卵をぶつけられた豪州のフレーザー・アニング議員=2019年4月2日、豪州議会で(AP)

エッグボーイを覚えていますか

 ニュージーランドの「卵少年」もとい「エッグボーイ」を覚えているだろうか?

 ニュージーランド・クライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)での銃撃事件は、ムスリムの移民が原因だと発言した豪州のフレーザー・アニング議員に生卵をぶつけ、差別を煽(あお)る発言によくぞ勇敢に立ち向かったと、世界中で一躍話題になった少年だ。

 この銃乱射テロから1カ月が経ち、50人が死亡した凄惨(せいさん)な事件についての報道も落ち着いてきている。

 だが、「エッグボーイ」事件のその後についての報道は、実はオーストラリアを中心に世界ではまだ鎮まっていないようだ。

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筆者

海野麻実

海野麻実(うみの・まみ) 記者、映像ディレクター

東京都出身。2003年慶應義塾大学卒、国際ジャーナリズム専攻。”ニュースの国際流通の規定要因分析”等を手掛ける。卒業後、民放テレビ局入社。報道局社会部記者を経たのち、報道情報番組などでディレクターを務める。福島第一原発作業員を長期取材した、FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『1F作業員~福島第一原発を追った900日』を制作。退社後は、東洋経済オンラインやForbes、共同通信47Newsなどの他、NHK Worldなど複数の媒体で、執筆、動画制作を行う。取材テーマは主に国際情勢を中心に、難民・移民政策、テロ対策、民族・宗教問題など。現在は東南アジアを拠点に海外でルポ取材を続け、撮影、編集まで手掛ける。取材や旅行で訪れた国はヨーロッパ、中東、アフリカ、南米など約40カ国。