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[134] 「辺野古は解決策にはなりません」

金平茂紀 TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

映画『新聞記者』の公式サイトより映画『新聞記者』の公式サイトより

4月16日(火) 午前中「報道特集」の定例会議。暖かくなって、お天気がいい。昼、T。「新・わじわじー通信」の最終表紙案があがってきた。元RBC(琉球放送)大盛伸二さん撮影の「象のオリ」を囲む柵内の野犬の写真(1996年)が実にいい。深くいろいろなことを考えさせられる写真だ。

 15時半から『新聞記者』の試写会。会場は補助椅子も入れられて満員の盛況だった。試写でこの状態。この映画が公開される頃の日本の状況はどのようになっているのだろうか。この数年の日本の政治とメディアの腐敗、その中での望月衣朔子記者のさまざまな行動にインスパイア―された河村光庸プロデューサーの渾身の作品だ。言いたいことはあるが、細かなことはさておき、この日本映画が今現在の日本でつくられたこと自体の意義はいくら強調してもしすぎることはない。試写後に河村さんにご挨拶して辞去し、その後、会場にいたMさんと軽く飲食。主演女優やラストシーンなどについて意見を交わす。

 その後、渋谷に移動して映画『ワイルドツアー』をみる。まあ、これはプライベートムービー(個人映画)だろうなあ。映画への思いが極端に反対方向の2本の映画を続けてみたことになった。いろいろな映画があっていい。映画は自由なんだから。

4月17日(水) 体がなまってはダメだ。プールに行きがっつりと泳ぐ。体重が相当に減ったのと、ストレスが幾分かは和らいだ。気になる雑件の処理。長期調査案件についての精査。

 夜、新宿で、映画『新聞記者』プロデューサーの河村さんと会って話をする。ESPAに行くと、明治大学のY教授がいた。沖縄のことをいろいろと話したが、途中から酔いが回って何を話したかをよく覚えていない。何やってんだか。

喫緊の課題。自由について考えること

4月18日(木) 長期取材案件で、都内某所で撮影。とても面白かった。沖縄タイムス社から近々出版される『新・わじわじー通信』の表紙が最終的に固まり、あとは出来上がりを待つばかりだが、今年の場合、10連休というのが影響して、若干発売日が遅れてしまうのだ。元号が平成のうちは無理。朝からほとんど何も食べていなかったので、午後3時過ぎに胃袋にそばを入れる。最近、外に出る頻度が減ってきている。これは由々しきことだ。陸にあがった河童。

 夜、CSのTBS NEWSの「ニュースの視点」収録。『なぜ今アナーキズムなのか』という

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