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4月23日(火) 午前中「報道特集」の定例会議。頭の中を風が吹き抜ける。その後、調査案件で、一ツ橋のホテルにて原武史さんへのインタビュー取材。皇室研究の中では信頼するに足る数少ない人物のひとりだ。いわゆる天皇研究者のレベルがこのところ劣化の速度がひどい。インタビュー後に、神田のやぶそばで飲食をしながら原さんとしばしの懇談。

 夜、早稲田のジャーナリズム研究の件で学生と話をする。世の中は同時進行でさまざまな出来事が起きている。中国でも一時的に富を手にした人が、次の瞬間にはその富を失って凋落していく。ゴーン日産前会長の追起訴。保釈請求。検察側の準抗告。裁判所が保釈申請にどのような判断をするのか要注目。

4月24日(水) 早起きをして局へ。その後、都内で大事な打ち合わせ。13時から、木内みどりさんが出演されている映画『こはく』をみる。なかなかの佳作。

 早稲田大学でマスターの進路指導の一環としての制作系合同研究指導会。発表にはなかなか興味深いものがあったが、担当している一人の院生のケースで予期せぬトラブルがあった。自分にも責任がある。学生をencourageするのが研究指導会ではないのか。いろいろと思うところがあった。とにかく今は学生をencourageすることだ。

木村伊兵衛写真賞を受け喜ぶ岩根愛さん=24日午後6時49分、東京都千代田区の如水会館拡大木村伊兵衛写真賞を受賞した岩根愛さん=2019年4月24日、東京都千代田区の如水会館

 その後19時50分から一ツ橋の如水会館で、写真家・岩根愛さんの木村伊兵衛写真賞受賞記念パーティーに駆けつける。もう中締めに近い時刻になってしまった。今朝のメールで知って駆けつけたのだが前の予定が押した。岩根さんとは、その昔、ゴールデン街の故・奈美さんの店でご一緒したことが何度かあったなあ。いつも奈美さんに説教されていたようだ。僕がアメリカにいた時、奈美さんの葬儀の写真を送ってきていただいたのだが、その写真の記憶が強烈だった。パーティーは大盛況のうちに進行していた。会場で石内都さんに久しぶりに会う。桐生に移られて1年になったという。

 何だかいろんなことが起きた一日だった。少々疲れた。夜、Mより電話。院生のケアをしてくれていた。こういうまともな人間がいることに、まだ希望が残っている。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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