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家族の憲法論、その不在について(上)

杉田水脈発言を回顧せずに「平成」は総括できない

駒村圭吾 慶應義塾大学教授(憲法学)

杉田議員の辞職を求める抗議活動=2018年7月2日、東京・永田町の自民党本部前拡大杉田議員の辞職を求める抗議活動=2018年7月2日、東京・永田町の自民党本部前

政治家の発言責任 ―政策論、信仰告白、放言―

 もっともこれは、政策論ではなく、一個人としてその“信念”を吐露しただけなのかもしれない。杉田発言は、客観的な合理性や政策的な妥当性とは無縁の“信仰告白”であった可能性がある。が、“信念吐露”“信仰告白”なら、それならそれで今度は政策論とは別種の「慎重さ」がそれなりに漂ってもいい ・・・ログインして読む
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筆者

駒村圭吾

駒村圭吾(こまむら・けいご) 慶應義塾大学教授(憲法学)

1960年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒、同大学院法学研究科修士課程修了、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。白鷗大学法学部を経て、2003年より慶應義塾大学法学部に勤務。2013年より慶應義塾常任理事。慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート初代所長、ハーヴァード大学ライシャワー研究所憲法改正研究プロジェクト諮問委員。主著に『憲法訴訟の現代的転回』(日本評論社)、編著に『「憲法改正」の比較政治学』(弘文堂)、『テクストとしての判決』(有斐閣)など。