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イランや北朝鮮の核は本当に「悪」なのか?

「核軍拡」に向かう世界。日本も安全保障についてナイーブではいられない

高橋 浩祐 国際ジャーナリスト

次のターゲットはイランか?

 振り返れば、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、2002年1月の一般教書演説でイラン、イラク、北朝鮮を「悪の枢軸」と位置づけ、イラクに対しては侵略戦争も仕掛けた。

 筆者がアメリカ大学院留学時代にテキストとして使い、欧米では核問題を論じる際の必読書となっている“The Spread of Nuclear Weapons “によれば、核保有国は、これから核兵器を持とうとする国に対し、その芽を摘もうとして「予防攻撃」(preventive attack)をしなければならないとの誘惑にかられるという。そして、「予防攻撃は核開発が第一段階にある間に行うのが最も確実である。攻撃側は核による打ち返しを恐れることなく攻撃できるだろう」と記している。

 かつての予防攻撃の際たる標的例がイラクだ。そして、筆者は今、核ミサイルを完成させようとしているイランが、親イスラエルのトランプ政権内の好戦派に狙われているとみている。

 これに対し、北朝鮮は

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筆者

高橋 浩祐

高橋 浩祐(たかはし・こうすけ) 国際ジャーナリスト

英国の軍事専門誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」東京特派員。1993年3月慶応大学経済学部卒、2003年12月米国コロンビア大学大学院でジャーナリズム、国際関係公共政策の修士号取得。ハフィントンポスト日本版編集長や日経CNBCコメンテーターを歴任。朝日新聞社、ブルームバーグ・ニューズ、 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、ロイター通信で記者や編集者を務める。

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