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山本太郎から自民党を支持してきた皆様へ

法人税を減税し、消費税を増税するのはおかしくないですか? 私は野党の一員です!

山本太郎 参議院議員 れいわ新選組代表

「論座」選挙イベントのお知らせ 安倍首相は6年半前に倒れた民主党政権を今なお「悪夢」と批判し、今夏の参院選を乗り切る構えです。安倍首相の国政選挙5連勝の立役者は野党だったといえるかもしれません。日本の政治をまっとうにするには、低迷する野党の再建が不可欠です。「論座」は7月7日、『中島岳志×保坂展人 野党はどう闘うべきか』を開催します。「山本太郎現象」も主要な討論テーマです。申し込みはこちら→イベント申し込み】


安倍政権は経団連中心主義

 私・山本太郎は、この度、「れいわ新選組」という政党を立ち上げました。6年間、参議院議員を務め、様々な政治課題に取り組んできました。その過程で、多くの国民の経済的苦境に直面し、経済政策の重要性に気づきました。

 なぜ、新党を立ちあげたのか?

 それはどうしても国民の皆さんに訴えたいことがあるからです。

 特に、自民党を支持してきた皆さんに率直に聞きたいことがあります。農業・漁業などの第一次産業の方々、中小企業の方々、商店主の方々、日本の基盤を支えてきた全国の皆さんに、どうしても聞いたい。

 生活、苦しくないですか? 安倍政権になって、生活がよくなりましたか? むしろ苦境に陥っていませんか? 心まで削って生きていませんか?

 厚労省の国民生活基礎調査のデータによると、国民の56.5%が「生活が苦しい」と言っています。母子世帯では82.7%もの人が「生活が苦しい」と言っている。

 この悲痛な叫びを無視していいのですか?

 今の自民党は、かつての自民党ではありません。例えば1970年代に首相になった田中角栄さんは「列島改造論」を唱え、公共工事を積極的に行いました。福祉にも力を入れ、再配分を強化しました。

 しかし、右肩上がりの成長の時期が終わると、自民党はどんどん「小さな政府」の方向に舵を切り、自己責任を強いるようになりました。

 貧困、格差の拡大、地方切り捨て。約束してきた年金も十分には支給できず、2000万円という巨額の貯蓄をしろと迫ります。

 近年の自民党は、これまで日本の国土や暮らしを支えてきた人たちを切り捨ててきました。経済政策は、いつも大企業の幹部に有利なものばかり。経営者ばかりが裕福になり、庶民の実質賃金はあがりません。

 その総仕上げが安倍政権です。

 アベノミクスは金持ちばかりが得をし、貧しい人たちが損をする政策のオンパレードです。これは圧倒的な不公正です。さらに一部の「友達」の利益のために、ルールを曲げ、証拠を隠蔽し、記録を改ざんしている。

 一体、何なのですか。

 大企業優遇の法人税減税。逆進性の強い消費税の増税。年金資金を使った株価のつり上げ。

 私は訴えたい。このまま自民党を支持していていいのですか? 別の選択肢にむけて一緒にチャレンジしてみませんか?

 私は何としても日本を守りたい。それはあなたを守ることから始まります。


筆者

山本太郎

山本太郎(やまもと・たろう) 参議院議員 れいわ新選組代表

1974年生まれ。高校1年生時に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「ダンス甲子園」に出場し、芸能界入り。テレビドラマ『ふたりっ子』(1996年)、『新選組!』(2004年)など数々のヒットドラマ、映画に出演。『世界ウルルン滞在記』などで肉体を使った体当たりレポートでも人気を博す。2011年の東日本大震災後、反原発活動を開始。2013年の参議院議員選挙東京選挙区で当選。2014年政党「生活の党と山本太郎となかまたち」(のちに自由党に)に合流し共同代表。2019年自由党と国民民主党の合流に加わらず、独自で「れいわ新選組」を旗あげ。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです