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子どもの尊厳が大人によって奪われている時代

7月4日(木) 朝起きてみると、雨はあがっていた。朝から鹿児島市内の被災箇所の取材。住宅地に近接した2か所を回る。なぜかJNN系列の取材チームとばかり出くわす。香港の立法会占拠で、香港警察が14歳の少年を含む28人を逮捕との情報。沖縄のマンゴーの注文。雑誌「クレスコ」の原稿をメールで送る。香港の大規模デモにいかに中学生たちが多く参加していたのかについて。14時40分発の鹿児島空港発の便で東京に戻る。考えてみれば、今日は参議院議員選挙の公示日だった。

7月5日(金) 何だか体の調子が悪い。夏風邪か。でもストレス解消のためにプールへ行く。いつもの半分だけ泳いだ。僕は外に出張取材に行くたびに太る。めしを食いすぎるのだ。

映画『存在のない子供たち』拡大映画『存在のない子供たち』=公式サイトより

 午後4時、きのう会えなかったナディーン・ラバキー監督のユネスコでの映画上映とアフタートークがあるというので出かける。期待していたが、何だかちょっとがっかりした。ひとつは、監督の家族が全員(夫と2人のこども)登壇したので、話をまともに聞く状態ではなくなったことだ。どうして主催者はそれを許すんだろうか。ユネスコが主催ということは、映画のプロモーションだけではない意味あいを持つのだと勝手に思っていた僕がバカだったということ。いつも思うのだが、ユネスコの組織の人が直接きちんと関わって、司会や内容進行をつとめるべきではないのか。トーク終了のあとエレベーターに乗り込むラバキー監督に「日本で一番影響を受けた映画監督は?」と聞いたら ・・・ログインして読む
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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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