2019年07月29日
7月9日(火) 体調悪し。「ハンセン病家族訴訟、控訴へ」。朝日新聞が朝刊の1面トップで報じた記事が、これがまさかの「誤報」となった。NHKが未明から「控訴断念へ」と真逆の報道を「逆スクープ」していたとか。一体何があったのかを検証する必要がある。夏風邪を治すべく、水分をガンガン摂るが効果なし。
沖縄の習俗を題材にした映画『洗骨』を今夜収録のCSの今年上半期の映画特集に入れるかどうかで迷う。『嵐電』かこれかのどちらか。20時過ぎからCSのTBSニュース「ニュースの視点」で恒例の『今年上半期の映画をふり返る』の打ち合わせと収録。宮内鎮雄さんはすでに300本超の映画をご覧になっている。CSの米澤キャスターが初参加。期せずして、トップは宮内さんが『ビリーブ 未来への大逆転』+『RBG 最強の85才』の合わせ技で決まり。僕も『RBG』をトップにした。これもトランプ現象の逆の側面だろう。85歳のギンズバーグ最高裁判事のドキュメンタリー映画だ。『金子文子と朴烈(パクヨル)』『主戦場』なんかが入る映画評番組は他にはないかもしれないなあ。
問題は『新聞記者』の扱いだ。僕はこの作品を「別格」扱いにしてランクには敢えて入れなかった。ただ、この映画の製作と公開が上半期映画界の突出した「事件」であることは誰も否定できない。結局、地上波ではないが、テレビ番組で最も長い時間を使って『新聞記者』を紹介したのは、このCSの番組ということになった。
収録時の僕の発言の一部。<ええとね、『新聞記者』、これはね、東京新聞の望月衣塑子記者という女性の記者がいるんですけれど、この人が、官邸の記者会見でどんどん、どんどん質問で攻めあげていっている。で、ある種、排除されるという、とても緊張した関係が続いているんですけれど、そういう姿をみて、あるプロデューサーがインスパイアされて、今の世の中を覆っている息苦しさとか、気持ちの悪さとか、見えていないものを描こうというんで作った映画なんですけれども、これね、映画の出来についてはいろんな意見があると思うんですよ。ただ僕は、こういうものを作った人の心意気っていうんですか、これ、だからベスト5には入らなかったんですけれど、ある種、別格なんです。こういうものを作ったというだけで本当に凄いことだなあと僕は思っていて、……(以下略)>。
収録後に宮内さんらと軽く飲食。宮内さんはRBGのTシャツを着てきていた。この自由さ。これこそがかつてのTBSの社風だった。今は何でこんなに息苦しいのか。
7月10日(水) 体調悪し。微熱。伊達さんに電話で明日以降の渋さ知らズの沖縄での動きの概要を聞く。那覇でのホテル確保がなかなかきつい状態で、沖縄第一ホテルに1泊することにする。テレビはジャニー喜多川氏の死去で大騒ぎしている。テレビ芸能界にとってはビッグニュースなのだろう。それよりも何とかこの夏風邪を治さなければ。
7月11日(木) 午前の便で沖縄・那覇へ。沖縄はまだ梅雨があけていない。空港で儀式のように沖縄そばをまず食べる。これで少しは体調がよくなれば。そのまま、朝ごはんの美味しい沖縄第一ホテルに投宿。国際通りに飲料を買いに出たら、何やら人だかりがある。何と今日は沖縄にセブンイレブンが初開店した日なのだった。その国際通りに面したセブンイレブンの周囲は大変な人が繰り出しているのだった。とりあえず今日は14店舗がオープンしたという。好奇心に駆られて、そのセブンイレブンの店舗の中に入ってみたら満員電車並みの混雑で、レジの支払いまで10分近く待ちという状態だった。お客さんは何故か皆上気している。ただ売っているものは、ローソンやファミリーマートとそんなに変わっているとは思えない。それでも人は次々にやってくるのだった。
早々とあきらめて、おむかいのローソンに行ったら
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