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参院選挙で生まれた希望

7月26日(金) あの相模原事件の発生から今日で3年になる。朝、プールに行き泳ぐ。いつもの半分くらい泳ぐ。「琉球新報」の書評欄に松岡哲平さんの『沖縄と核』について原稿を書く。ちょっと遅すぎる。新聞社の書評欄の未来は大丈夫か。

さいたまネクスト・シアターの『朝のライラック』拡大さいたまネクスト・シアター『朝のライラック』=彩の国さいたま芸術劇場のサイトより
 夕刻、さいたまネクスト・シアターの『朝のライラック』をみる。期待が大きかったので、若干厳しい見方になるのかもしれないが、IS=イスラム国の西欧文化への強烈な憎悪に対置できるだけの、主人公の教師夫妻の普遍的な価値、魅力のありようが弱いのではないか。けれども、蜷川幸雄さんの思いを継ぐ「世界最前線の演劇」シリーズの試みは、日本においては実に貴重なものだ。ポスト・トークで埼玉県川口市のクルド人コミュニティをめぐる話に興味を抱いた。シリアのクルド人支配地区で会った人たちは、今、どうしているのだろうか。IS掃討作戦でさんざん利用され、その後はトルコに自分たちが攻撃される立場にある彼らの運命を思うと、本当にやり切れない思いがする。

7月27日(土) 「報道特集」のオンエア。2本の特集が結果的に実にタイムリーで、とりわけ、RKB毎日放送・小松記者制作の、重度障がい者の女性の就職までを追った特集は、折から参議院選挙で、れいわ新選組から当選した2人の障害者の議員の介助問題ともつながっていて、さまざまなことを考えさせられた。共に生きることの現実と希望。

 番組冒頭の挨拶で

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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