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文在寅のちゃぶ台返し。朴槿恵の対日政策リセット

GSOMIA破棄で日米と離反し孤立・北寄りに

市川速水 朝日新聞編集委員

文氏の理念貫徹

 ほぼ同じ時期、半年後の大統領選に向けて野党有力候補として活発に運動していた文在寅氏は、討論会で「日本は過去を十分に反省せず、核武装まで試みている」と述べ、日韓防衛協力に否定的な見解を示した。この年の大統領選では、文氏は朴槿恵氏に敗れ、その朴大統領が2015年末に「慰安婦合意」、その約1年後にGSOMIAを復活させて締結することになる。

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筆者

市川速水

市川速水(いちかわ・はやみ) 朝日新聞編集委員

1960年生まれ。一橋大学法学部卒。東京社会部、香港返還(1997年)時の香港特派員。ソウル支局長時代は北朝鮮の核疑惑をめぐる6者協議を取材。中国総局長(北京)時代には習近平国家主席(当時副主席)と会見。2016年9月から現職。著書に「皇室報道」、対談集「朝日vs.産経 ソウル発」(いずれも朝日新聞社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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