GSOMIA破棄で、次々とインタビュー
8月29日(木) 朝、9時にホテルを出る。コーディネーターもカメラマンもVEさんも一緒に働きやすい。10時から退役軍人で元空軍中将へのインタビュー。米韓連合司令部の情報参謀部長も歴任し、米ワシントンDCの大使館にも武官として駐在した人物だという。非常にわかりやすい軍人で、GSOMIA破棄を「とんでもないことだ」と怒りを露わにしていた。このままなら韓国は「五面楚歌」になるので「文政権を倒す」と。文大統領は「高麗社会主義共和国」をつくろうとしていると明言していた。事務所にはユーチューブ放送用のスタジオまであり、「Voice of Generals」という放送を定期的に流しているのだという。

エバンス・リビア元アメリカ国務次官補代理
韓国の若い世代の街録。その後、23時からソウル支局でSKYPEを使って、米国務省のエバンス・リビア元国務次官補代理と滞在先のリスボンと結んでインタビューをする。いつもながらリビア氏の見解は実に明解で、GSOMIA破棄は米国の東アジアでの安全保障上の利益を損ねるもので失望以上のものだ。これまでの米国主導の東アジアの安全保障の仕組みの構造を変えてしまうほどの行為だ。米国は破棄を予想していなかった。トランプ大統領のDPRK(北朝鮮)との核廃棄交渉はまぼろし(Illusion)を追っているだけで必ず破綻する、と。
深夜まで働いて疲れた。コンビニでビールを買って、ホテルに戻って寝酒をあおって爆睡する。
8月30日(金) 朝10時から東亜日報の元編集局長にインタビュー。日韓関係の悪化は
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