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「ポスト安倍」へ始動 菅氏vs岸田氏の対立軸は

永田町政治の興亡・令和(1)/鮮明になった「安倍・岸田」対「二階・菅」の構図

星浩 政治ジャーナリスト

拡大菅義偉官房長官=2019年9月11日、首相官邸

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岸田幹事長案を一蹴した二階幹事長

 政治記者の仕事は、政治家や官僚の中に独自のニュースソースをつくり、その発言の変化を読み取ることだ。私が長年、取材してきた霞が関の幹部官僚が最近、ポツリと語った内容にドキッとした。

 「総理官邸や自民党本部に行くと、ひしひしと感じるんですよ。政権内に安倍・岸田対二階・菅という亀裂が入っていることを」

 安倍晋三首相は7月の参院選を乗り切って、9月11日に自民党役員人事と内閣改造を済ませた。テレビのワイドショーをはじめ、メディアは小泉進次郎氏の環境相就任で持ちきりだが、その底流で静かに動いている政権内の地殻変動を、この官僚は見逃さなかった。

 内閣改造に先立って、安倍首相は岸田文雄政調会長を幹事長に昇格させる人事の根回しに動いた。二階俊博幹事長に「岸田幹事長、二階副総裁」案を持ちかけたが、二階氏は平然と切り返したという。

 「総理、あなたは憲法改正を動かしたいのでしょう。それには公明党と話をつけなくてはいけない。岸田君で、それができるかな」

 安倍氏はすぐに岸田幹事長案を引っ込めた。二階幹事長の留任が確定。岸田氏も政調会長続投となった。

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筆者

星浩

星浩(ほし・ひろし) 政治ジャーナリスト

1955年福島県生まれ。79年、東京大学卒、朝日新聞入社。85年から政治部。首相官邸、外務省、自民党などを担当。ワシントン特派員、政治部デスク、オピニオン編集長などを経て特別編集委員。 2004-06年、東京大学大学院特任教授。16年に朝日新聞を退社、TBS系「NEWS23」キャスターを務める。主な著書に『自民党と戦後』『テレビ政治』『官房長官 側近の政治学』など。

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