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「ポピュリズム」か「環境」か

33歳、新進気鋭のオーストリア次期首相が決める欧州の進路は?

花田吉隆 元防衛大学校教授

「スキャンダルは自由党の問題」とすることに成功

 国民党は連立相手のスキャンダルと一線を画すことに成功した。否、スキャンダルに巻き込まれた犠牲者としてのイメージを創り出すことに成功したといっていい。元々自由党党首のシュトラーヘ氏が起こしたスキャンダルだったが、国民の目にはクルツ氏を同罪と見る向きもないではなかった。これに対し、国民党は両者の間に明確な線引きをし、スキャンダルは自由党の問題とすることに成功した。

 これに対し、問題の張本人自由党は、前回より10ポイント近く票を減らした。国民は、はっきりと自由党にお灸を据えた。しかし、国民の怒りは「イビザゲート」だけに向けられたものではなかった。実は、選挙直前にシュトラーヘ氏に関する公金横領疑惑が持ち上がったのだ。発覚したところでは、

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筆者

花田吉隆

花田吉隆(はなだ・よしたか) 元防衛大学校教授

在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授等を経て、早稲田大学非常勤講師。著書に「東ティモールの成功と国造りの課題」等。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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